母との死別から社会問題を感じた日
母が亡くなった時、喪服を買いに行きました。
店員の心無い言葉に傷つき怒りさえ覚えたのを今でも覚えています。会社に行っても、言葉をかけられることもなく何事もなかったように仕事が待っていました。誰かに母が亡くなった事を話すと、腫れ物のように触れない対応をされました。母の死がなかったように扱われているようでとても苦しい日々でした。その中で、私は、自分自身も含めて、誰がどうとかではなく、死の扱い方や受け入れ方そして悲しみ方がわからない社会になっているということに気づきました。死別の前後はいくつもの喪失が重なります。これを身近な人と分かち合うこと、共に受け入れ生きることが、その後の人生を豊かに生きる支えになると信じています。
0コメント