詐欺に遭ったあと起きたこと
80過ぎの1人くらしの叔母が詐欺に遭ったのは2019年の暮れのことでした。
まずは周りのショック。独身でプライドをもって生きてきた人で、今も1人で三食作って生活しているます。年の近い他の親戚の同様は大きかったです。多分年が近い分、自分の不安が重なって、異常なほどうろたえたり、逆に認知症というカテゴリーにいれようとしたりしていました。
詐欺集団の追撃。詐欺に遭うと、情報網があるらしく、次から次へと同じような人がくるという。そして何回か来たとのことでした。だから電話番号も変えて、詐欺防止電話に買い換えました。簡単にセットできるのがあります。
そして本人の状態。最初に私が声をかけたのは「おばちゃん、お金より自尊心が損なわれることが怖いんだ」
おばちゃんは「損なわねるよね」って言ってました。でもそれから日々過ごすごとに、詐欺に遭った辛さを置き換えるように、言うことが変わりました。これはボケてしまったわけでもなく、心の防衛です。それをまともに聞いて、また心無いことを言って余計傷つけたり、ケンカになったりするという悪循環が起こりました。
いろんな感情の歪みがここにあるのです。起きたことには、必要な対処をし、後は叔母への敬意重視すること、自分や周りにもケアが必要なことを踏まえて行動するようにしています。
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